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お仏膳椀の種類

豆知識2018.06.05

仏膳の大きさは、お仏壇の大きさによって変わりますが、
一般のご家庭では、5.5寸や6寸のものが多く使われています。
仏膳の材質や色などの決まりは特にありません。

仏膳椀には5種類の器があります。

親椀…ごはんを盛る器
汁椀…お味噌汁やお吸い物をよそう器
平椀…煮物を盛り付ける器
ツボ椀…煮豆やおひたし、和え物を盛り付ける器
高杯…漬物を盛り付ける器

盛り付ける器には、それぞれの決まりがあるので、
間違えないように気を付けましょう。

完成した御霊具膳をお仏壇にお供えする時は、仏さまが食べやすいように、
ごはんとお箸の方をお仏壇側に向けて置きます。
お箸は仏さまが取りやすいように、膳の端に乗せておくと良いでしょう。

お参りがある場合には、お坊様が読経を始める際に蓋をお取りになられるので、
お勤めが始まるまで、蓋を閉めてお供えしておきましょう。

一番小さな蓋が親椀の蓋です。上を丸い形に整えたごはんの上に乗せます。
一番大きな蓋が平椀、残った蓋のうち、厚みのある方が汁椀の蓋です。

宗派や地域により器の位置や作法が変わることがありますので、
お寺様や、詳しい方にお聞きするのが良いでしょう。

こちらの記事も、ひとつの参考としてお役立て頂ければ幸いです。

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